二人の出会いは、2010年1月期に放送されたフジテレビ系連続ドラマ『まっすぐな男』での共演でした。共演者陣が顔を揃える打ち上げや飲み会を通じて意気投合し、ほどなくして真剣交際へと発展しました。もともと飾らない性格で人懐っこい田中圭と、サバサバとして包容力のあるさくらの波長は瞬く間に合致したと当時のドラマ関係者は振り返ります。
交際開始から約1年半後の2011年8月31日、さくらの28歳の誕生日に二人は婚姻届を提出。同時にさくらの妊娠5ヶ月(いわゆる授かり婚)が公表され、世間を驚かせました。しかし、結婚を決断した背景には単なる「授かり婚」という言葉では片付けられない、田中圭の内面に渦巻く葛藤と覚悟が存在していました。
のちに田中圭がバラエティ番組のインタビューで率直に明かした「結婚の理由」は、ファンの間でも伝説的なエピソードとして語り継がれています。
「仕事もまだまだこれからで、もっとモテたいし、もっと遊びたいという気持ちも正直あった。でも、自分にとって今一番失いたくないものは何かと考えたとき、迷いなく彼女だった。彼女を失ったら絶対に一生後悔すると思った」
若手俳優として自由奔放に生きたいという本能的な欲求と向き合いながらも、さくらという存在の唯一無二性に気づいた瞬間でした。この赤裸々すぎる告白は当時一部で物議を醸したものの、飾らない本音をさらけ出し、自らの責任を背負う彼らしい選択として強い共感を集めました。