オジマンディアスの元ネタは、古代エジプト新王国第19王朝のファラオである「ラムセス2世(オシマンディアス)」です。カデシュの戦いなど数々の軍事的功績を残し、アブ・シンベル神殿をはじめとする壮大な建築物を築き上げた、エジプト史上最も偉大で繁栄をもたらした王として知られています。
Fate世界における彼を深く知る上で欠かせないのが、スピンオフ小説『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』です。1991年の東京聖杯戦争にライダーとして召喚されたオジマンディアスは、複数のサーヴァントが束になっても傷一つつけられない絶対強者として君臨。神殿内における不死性や無尽蔵の神獣召喚など、まさに「神王」の名にふさわしい圧倒的な格の高さを見せつけました。
そんな絶対無比の王でありながら、生涯愛し続けた最初の正妃ネフェルタリに対しては、どこまでも一途で深い愛を捧げています。彼が聖杯に願う望みが「ネフェルタリの復活」ではなく「ネフェルタリの魂の安寧」である点にも、真の王としての気高さが凝縮されています。また、旧約聖書の出エジプト記で知られるモーセとは共に育った義兄弟であり、袂を分かつことになってもなお「我が無二の友」と呼び敬意を払い続けている背景が、キャラクターの深みを際立たせています。