当事者たちがどのような瞬間にことわざの現実を突きつけられたのか、実際の兄弟は他人の始まりの体験談から代表的な事例を紹介します。
Case 1:結婚を機に価値観の断絶を実感(40代男性・会社員)
「年子の弟とは親友のように何でも話す間柄でした。しかし弟が結婚した際、お祝いの金額や新居への訪問マナーを巡って弟の配偶者から『非常識だ』と厳しく指摘されました。弟も完全に妻の味方につき、私の連絡を避けるように。その時、弟にとって私は『守るべき家族』ではなく『配慮が必要な外部の親戚』になったのだと痛感しました」
Case 2:親の施設入居をめぐる絶縁の瞬間(50代女性・主婦)
「母の認知症が進み、長男である兄に介護の相談をしたところ『うちは共働きで忙しいからお前が全部見ろ。長女の役目だ』と一蹴されました。費用分担を求めても『実家の土地は自分が継ぐから金は出せない』と突っぱねられ、調停を経て完全に連絡を断ちました。血が繋がっていても、利害が絡めば他人以下の冷酷さを見せるのだと知りました」