タイヤの空気が抜けていると、真っ先に「画鋲を踏んだ」「どこかに穴が開いた」と考えがちですが、自転車の空気漏れ原因の約半数はバルブ周りのトラブルです。チューブ自体のパンクなのか、それとも虫ゴムの劣化なのかを判断するには、空気の抜けるスピードとバルブ周辺の状態を観察します。
空気を入れた直後から「シュー」と明確な音がして一気に抜ける場合や、水につけた際にタイヤのトレッド面から気泡が出る場合はチューブのパンクです。一方で、空気を入れた直後はしっかり張っているものの、2〜3日かけて徐々に柔らかくなる場合は、虫ゴムの劣化症状を強く疑う必要があります。
確実な自転車のパンクと虫ゴムの見分け方としておすすめなのが、「水を入れたコップにバルブ先端を浸す」テストです。キャップを外したバルブ口からポコポコと小さな泡が出続けていれば、虫ゴムが弁としての密閉力を失っている決定的な証拠です。この段階であればチューブを引っ張り出す大掛かりな修理は不要で、バルブのゴムを新しくするだけで解決します。