ネット上のハンドメイド動画やSNSの投稿には、見た目の華やかさを優先するあまり、実用上の注意点が抜け落ちているケースが見受けられます。
最も多い誤解が、「100均の手芸用ボンドだけで洗濯に耐えられる」という言説です。水洗い可能な多目的接着剤であっても、園生活での頻繁な洗濯機使用や乾燥機の熱に晒されると、端から剥がれてパーツの脱落を招きます。衣類や通園バッグに直接つける手作りワッペンやフェルトアップリケ作り方においては、アイロン接着シートで仮止めした上で、必ず周囲を細かくステッチ留めすることが長持ちの鉄則です。
また、コンプライアンスの観点からも留意すべき事実があります。個人が子どものために作る入園準備フェルトや実習用小具としての制作は私的使用の範囲内として認められますが、完成したキャラクターフェルトをメルカリ等のフリマアプリやバザーで有償販売する行為は、明確な著作権侵害に該当します。「ハンドメイド品だから少量なら問題ない」という誤ったネットの認識には十分な警戒が必要です。