検索エンジンで「12本のバラ」と入力すると、関連ワードに「意味 怖い」といった不穏なフレーズが表示されることがあります。大切なパートナーへ贈る直前にこれを見て、不安を覚える方もいるはずです。しかし、結論から申し上げると12本のバラそのものに不吉・怖い意味は一切存在しません。
なぜこのような誤解が生じてしまうのか、フラワーカルチャーと伝承の観点から2つの要因が浮かび上がります。
第一の要因は、「他の本数が持つ否定的な花言葉」との混同です。バラは本数によって意味が大きく変化する花であり、中には別れや謝罪を意味する本数が実在します。
- 13本のバラ:「永遠の友情」(恋人に対して贈ると『友達のままでいよう』という遠回しな拒絶になる)
- 15本のバラ:「ごめんなさい」「永遠の友情」
- 16本のバラ:「ころころ変わる不安な愛」
- 17本のバラ:「絶望的な愛」
12本と数字が近い「13本」「15本」のネガティブな花言葉がネット上で断片的に広まり、「12本も何か悪い意味があるのでは」と勘違いされて検索された履歴が蓄積した結果です。
第二の要因は、「色や状態」による花言葉の差異です。例えば、黄色いバラには「友情」のほかに「嫉妬」「薄らぐ愛」という側面があり、黒赤色のバラには「死ぬまで恨む」といった激しい花言葉が存在します。また、枯れたバラには「はかない美」「死」などの意味が付与されます。
一般的な生花店で取り扱われる新鮮な赤やピンク、白の12本のバラを贈る限り、ネガティブな解釈が成立する余地は皆無ですので、安心して選択してください。