我孫子を訪れたなら一度は体験しておくべき、他地域にはない唯一無二のグルメが存在します。全国の鉄道ファンや食通を惹きつける3つの名物を深掘りします。
1. 弥生軒の「唐揚げそば」|丼からはみ出る規格外のインパクト
JR常磐線・成田線ホームにある立ち食いそば「弥生軒」は、我孫子駅の代名詞です。かつて画家の山下清が住み込みで働いていたことでも知られるこの店で、来訪者の大半が注文するのが「唐揚げそば(1個入り/2個入り)」。拳骨ほどもある巨大な鶏もも肉の唐揚げは、濃い目の関東風つゆを吸うことで衣がじゅわっと柔らかくなり、独特のコクを生み出します。初めて訪れる方は、まず「唐揚げ1個入り」から挑戦するのが賢明です。
2. 洋食「コ・ビアン」|驚異の価格設定と本格派のデミグラス
南口を出てすぐの場所にある「コ・ビアン」は、地元民のソウルフードとも言える洋食の名店。名物のチキンカツ定食をはじめ、ハンバーグやカレー、ポークソテーなどが驚きの価格設定で提供されています。ただ安いだけでなく、洋食店としての基本が忠実に守られた手作りのデミグラスソースやドレッシングのクオリティが高く、昼時には行列が絶えません。
3. 文豪ゆかりの「白樺派のカレー」|歴史と隠し味が織りなす奥深い味わい
大正期、志賀直哉や武者小路実篤、柳宗悦といった白樺派の文人たちが手賀沼の畔に居を構えたことから生まれたご当地グルメが「白樺派のカレー」です。陶芸家バーナード・リーチの助言により、イギリス製C&Bカレーパウダーに隠し味として「味噌」を加えたレシピが忠実に再現されています。まろやかなコクとスパイシーさが融合した味は、市内の提携カフェやレストランで楽しむことができます。