テレビ史において「ポロリ」という言葉が国民的な共通言語となった原点は、1970年代から1980年代にかけて一世を風靡した『新春オールスター水泳大会』や『オールスター紅白水泳大会』にあります。当時のアイドルたちが競泳水着でアトラクションに挑み、競技の激しさから水着がズレる場面は番組の名物コーナーとしてお茶の間の視線を集めました。
この時代に語り継がれるアイドル水着ポロリの伝説には、実は明確な番組制作の構造が存在していました。当時の制作スタッフの証言によると、事務所側の合意を得たグラビア系タレントや売り出し中の若手に対し、あらかじめ激しい競技を割り当てるキャスティングが行われていたケースも少なくありません。もちろん意図しない本物のアクシデントもありましたが、視聴率獲得を至上命題としていた時代背景が生み出した、一種の「熱狂的なエンターテインメント演出」という側面を色濃く持っていました。