SNSやチケットコミュニティに投稿されたリアルな新国立劇場中劇場の評判・レビューを精査すると、一般的なチケット販売マップを見ただけでは分からない特有の落とし穴が浮き彫りになります。
最も多く報告されているのが、「サイドブロック端席(1〜4番、35〜38番など)における舞台奥の見切れ」です。プロセニアム形式の中劇場は横幅が広いため、端の座席に座ると舞台端の壁面が視界のフレームに入り込み、反対側の上手・下手奥で行われる芝居が見えなくなるケースがあります。推しの俳優が下手側奥で長台詞を語る演出だった場合、完全に背中や大道具の影に隠れてしまったという悲鳴も聞かれます。
また、「最前列=最良席」という固定観念も現場では覆されます。舞台高が一定以上ある公演では、1〜2列目の座席は見上げる角度が急になり、2〜3時間の公演で首にかなりの負担がかかります。さらに、張り出し舞台やオーケストラピットの設営状況によっては床面のスモークや照明の照り返しが強く、足元の動線が見えづらいという側面も存在します。新国立劇場中劇場のおすすめ席を挙げるなら、視線の水平移動だけで舞台奥まで見渡せる「1階8〜11列の中央ブロック」が名実ともに最も満足度の高い選択肢です。