『ただ、君を愛してる』宮崎あおいが放つ透明感と涙の真相

『ただ、君を愛してる』宮崎あおいが放つ透明感と涙の真相

『ただ、君を愛してる』宮崎あおいが放つ透明感と涙の真相に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。

本作の持つ幻想的な空気感を決定づけたのが、誠人と静流が写真を撮り合った美しい「立ち入り禁止の森」です。この象徴的なロケ地は、長野県上田市に位置する菅平高原の湿原・池周辺および山梨県内の森林で撮影されました。水面に揺れる光と青々とした木々のコントラストは、新城毅彦監督の徹底したカラーマネジメントによって、まるで一枚の絵画のような質感を生み出しています。

また、二人が通う大学のキャンパスシーンは、東京都豊島区の立教大学池袋キャンパスなどでロケーションが行われました。歴史を感じさせる赤レンガ校舎や緑豊かな中庭は、静流が初めて誠人に声をかける横断歩道のシーンとともに、2020年代となった現在でも「聖地巡礼」に訪れる映画ファンが絶えません。自然光を巧みに利用したこれらのロケ地選定が、CGに頼らない永遠の質感をもたらしています。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。