ネット上で特に有名なコラ画像には、それぞれ明確な元ネタが存在します。その中でも特に知名度が高く、数々の改変バリエーションを生み出した代表的なエピソードを振り返ります。
最も有名なのが、出張先のホテルを舞台にした「朝食バイキング(ビュッフェ)回」を巡るミームです。原作では、ひろしが限られたプレートの上にウインナー、スクランブルエッグ、焼き魚、納豆などを所狭しと盛り付け、独自の「最強朝食フォーメーション」を構築するシーンが描かれます。これがネット上では、「茶色い炭水化物ばかりを狂気的に盛るコラ」や「欲望のままに奇妙なメニューを組み合わせるコラ」へと改変され、「男のバイキングあるある」として大バズを記録しました。
また、「激辛カレー・ラーメン回」での汗だく悶絶シーンも定番の素材です。辛さに耐えかねて白目を剥きかけるひろしのカットは、ソシャゲの理不尽な難易度に絶望するゲーマーや、過酷な残業に耐える会社員の感情代弁用として頻繁に引用されています。
さらに、チェーン店に入ったひろしが「あえて定番を外して冒険する」心理描写のコマは、日常のちょっとした選択ミスを自虐的に語るテンプレートとして定着しました。職人たちによるコラは悪意のある中傷ではなく、ひろしの人間臭い挙動に対する一種のリスペクトと親愛の情から生まれている点が特徴的です。