坂口健太郎が世間に与えた最初のインパクトは、透明感あふれる長身スレンダーなモデル像でした。2010年にMEN'S NON-NOモデルとしてデビューした当初は、オーバーサイズの服をしなやかに着こなす中性的な細身がトレードマーク。しかし、俳優としてのキャリアを着実に積み重ねるなかで、体格の変化と真相に注目が集まる転換点が訪れます。
大きな転機となったのは、2018年に主演を務めたドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』です。坂口が演じた主人公の警察官・三枝健人は、過去のトラウマを抱えながらも悪に立ち向かう骨太なキャラクター。当時の制作発表やインタビューにおいて、本人は「本格的なアクションに挑むにあたり、犯人を取り押さえる説得力のある体格が必要だった」と語っており、この時期から専門のトレーナーをつけた計画的なフィジカル強化がスタートしました。
Tシャツの袖口から覗く引き締まった二の腕や、格闘シーンで際立つ背筋の厚みは、従来の「塩顔=華奢」という先入観を鮮やかに覆しました。その後も2026年の映画『仮面病棟』、2026年の『ヘルドッグス』、2026年の『CODE-願いの代償-』と、過酷な状況に身を投じる重厚な役柄が続くにつれ、彼の肉体はより厚みとキレを増していったのです。