長編から短編、さらには軽妙な語り口が人気の生活エッセイまで、精力的な活動を続ける津村記久子の新刊や最新動向にも目が離せません。
『水車小屋のネネ』以降も、労働や生活をめぐる独自の視点はそのままに、より重層的な人間関係や時の流れを捉える作品世界へと深化を見せています。文芸誌での連載や新たな単行本の刊行情報が発表されるたびに、文芸ファンのみならず一般の読書層の間でも大きなトピックスとして取り上げられています。
また、過去の名作短編の文庫化やアンソロジーへの収録も続いており、いつどの作品から手に取っても色褪せないタイムレスな魅力が再確認されています。