この若玄米ムーブメントの火付け役となったのが、管理栄養士の柏原幸代氏が提唱する「若玄米リセットプログラム」だ。一般社団法人日本健康食育協会の代表も務める柏原氏は、長年の臨床経験から「日本人の不調の根本原因は胃腸の機能低下にある」と警鐘を鳴らし続けてきた。
プログラムの内容は実にシンプルかつ大胆だ。一定期間、若玄米と具だくさんの味噌汁、そしてシンプルなご飯のお供を中心に、1日2〜3食をしっかりと食べる。カロリーを削るのではなく、咀嚼を繰り返して胃腸の筋肉を鍛え直し、消化・吸収・排泄のリズムを根本から再起動(リセット)させる。食べないダイエットで冷え切り、省エネモードになっていた代謝エンジンを叩き起こすアプローチだ。
一般社団法人日本健康食育協会には、便秘の解消のみならず、長年悩まされていた冷えや倦怠感から解放されたという報告が連日寄せられている。「我慢」を強いる従来の健康法とは真逆の、「満腹まで食べて体を整える」という爽快な体験が、受講者の人生観すら変えている。