突然の横腹の激痛!左右の部位別原因と今すぐできる緊急対処法

突然の横腹の激痛!左右の部位別原因と今すぐできる緊急対処法

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横腹の痛みと一口に言っても、右側と左側、あるいは背中側に抜けるような痛みかによって疑われる疾患は全く異なる。腹部には多数の重要臓器が密集しており、痛みの発生源を突き止める第一歩は「正確な位置の把握」にある。

右側の横腹から下腹部にかけて徐々に痛みが強まる場合、真っ先に疑われるのが虫垂炎だ。みぞおち周辺の不快感から始まり、時間の経過とともに右下腹部(マックバーニー点)へと痛点が移動していくのが典型的な経過である。一方、左右を問わず腰から横腹、さらには股関節周辺へと突き抜けるような耐え難い激痛が走るなら、尿路結石症の可能性が高い。脂汗が出るほどの疝痛発作を伴い、血尿や頻尿感を伴うケースが目立つ。

左側の横腹にズキズキとした痛みが続く場合は、大腸憩室炎を警戒しなければならない。大腸壁の一部が袋状に飛び出した憩室に便などが詰まり、細菌感染を起こして炎症が広がる疾患だ。欧米人に多い左側結腸の憩室炎だが、食生活の変化に伴い国内でも左側下腹部の発症例が増加している。また、横腹から背部にかけての叩打痛(軽くトントンと叩かれた時の響く痛み)と高熱がセットで現れた場合は、腎臓に細菌が侵入する腎盂腎炎を強く疑う必要がある。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。