今でこそ華々しい活躍を見せる松浦航大ですが、その道のりは決して平坦なエスカレーターではありませんでした。彼の表現者としての基盤は、地道なストリートライブと挫折を乗り越えた経験によって培われています。
北海道札幌市で生まれ育った松浦航大は、音楽の道を志して上京。2017年には3人組ボーカルグループ「aoiro」を結成し、メインボーカルの一角として精力的なインディーズ活動を展開しました。都内の路上ライブやライブハウスで歌声を磨き、叙情的なハーモニーで多くのファンを獲得したものの、グループは2021年に無期限の活動休止を発表。このグループ時代に徹底して鍛え上げられたハーモニー感覚とピッチの安定性が、現在の強固な歌唱力の土台となっています。
一方で、活動の幅を広げるために開始したYouTube歌唱動画が大きな転機をもたらしました。「1曲の中で複数の有名アーティストが次々と入れ替わって歌う」という斬新な動画スタイルがSNSで爆発的な拡散を記録。ミリオン再生を連発し、一躍ネット界のスターダムに駆け上がります。
その実力は地上波テレビ番組にも届き、テレビ東京系『THEカラオケ★バトル』に出演。名だたるプロ歌手や合唱界の強豪が集う舞台で見事に優勝を果たし、さらに『ものまね王座決定戦』などのコンテストでも頂点に輝くなど、「真の実力派」としての地位を名実ともに確立しました。