検索エンジンで社名を調べると浮上する「激務」というキーワード。この背景には、同社が主戦場とする建設資材・土木金物業界特有の商習慣が深く関係しています。
建設現場は朝の動き出しが早く、天候や工事進捗によって「今日中に足場部材を追加で届けてほしい」「明日朝一番でアンカーボルトが数十セット必要」といった突発的な発注が日常茶飯事です。かつての現場営業では、営業マン自らがトラックに資材を積み込んで早朝配送を行ったり、夕方以降に事務処理を抱えたりする泥臭い働き方が常態化しており、これが「激務」というイメージの源泉となっていました。
しかし、近年の労働環境改革により状況は大きく変化しています。社内システムのクラウド化や受発注EDIの推進、配送ルートの効率化が進められ、月間平均残業時間は20〜25時間程度へと抑制。完全週休2日制(土日祝)の定着や有給休暇取得推進日の設定により、年間休日は120日以上が確保されています。
現場社員の証言からは、「繁忙期の突発対応や電話対応の多さにタフさは求められるものの、理不尽な深夜残業や休日出勤が常態化しているわけではない」という実態が浮かび上がります。スマートなオフィスワークを想像して入社すると現場感のギャップに戸惑う可能性がありますが、体育会系の過酷な激務というよりは「フットワークと調整力が問われる密着型営業」と捉えるのが正確です。