双方向性が歓迎される一方で、2025年から2026年にかけて急増しているのが、いわゆる「視聴者参加型」企画をめぐる炎上騒動です。コメント欄や生投票、SNS連動を用いた企画は一見するとファンエンゲージメントを高める特効薬に見えますが、運用の手綱を誤れば致命的な信用失墜を招きます。
記憶に新しいのが、ある大型生配信番組で発生した投票改ざん疑惑と、それに伴うコミュニティの崩壊劇です。番組内で行われた視聴者参加型の勝ち残りオーディションにおいて、システムの不具合と称して集計結果が突如覆り、特定のタレントが優遇されたと受け取れる進行がなされました。この瞬間、チャット欄は疑問の声で埋め尽くされ、配信終了後にはX上で内部リークを疑うタグがトレンド1位を独占する事態へと発展しました。
さらに、インフルエンサー界隈で頻発しているのが「視聴者プレゼント」企画の不透明性です。豪華景品や高額ギフトカードを餌にチャンネル登録やリポストを促したものの、実際の当選者が架空のアカウントであったり、発送が長期間放置されたりしていた実態が次々と暴露されました。これらは単なるネットの噂にとどまらず、消費者庁への通報や景品表示法違反の疑いとして実質的な捜査対象となるケースも出ています。
炎上の真相を深掘りすると、根本にあるのは「参加させているフリをして、実際は数字稼ぎの道具として扱ったこと」に対する視聴者の強烈な怒りです。参加型を標榜する以上、そこには徹底した透明性と公正さが担保されていなければなりません。裏切られたと感じたファンの熱量は、そのまま攻撃の熱量へと反転するリスクを常に孕んでいます。