克幸氏の独立に呼応するように、同じく吉田カバンで企画やマーケティングに携わっていた息子の吉田玲雄(よしだ れお)氏も同社を退社しました。
玲雄氏は、映画化もされたベストセラー小説『ホノカアボーイ』の原作者としても知られる写真家・作家であり、豊かな感性と国際感覚を持つクリエイターです。父・克幸氏が病を患い大手術を乗り越えた際、「残された人生で本当にやりたいことは何か」を父子で深く対話し、導き出した結論が「親子で世界基準のメイド・イン・ジャパンブランドを創ること」でした。
こうして2007年、克幸氏と玲雄氏によって設立されたのが「株式会社ポータークラシック(Porter Classic)」です。2008年には東京・銀座の路下に直営第1号店をオープン。日本の伝統技術である「刺し子」や「剣道着」の生地を用いたウェア、革新的な「ニュートンバッグ」などを世に送り出し、吉田カバンとは完全に異なる独自のラグジュアリー・クラフトの世界を切り拓いていきました。