Q1:武田薬品の株価はなぜこれほど長い間ボックス相場が続いているのですか?
A1:年間約2,000億円規模に達する配当金支払いとシャイアー買収に伴う負債返済を最優先しているためです。事業から生み出されるキャッシュが成長投資や自社株買いだけでなく財務体質の改善に充当されており、1株当たり純利益(EPS)の急拡大が抑制されていることが要因です。
Q2:配当利回りが高いですが、減配されるリスクは本当にありませんか?
A2:企業の公式方針として「累進的配当方針」が明確に掲げられており、フリーキャッシュフローも黒字を維持しているため、現時点での減配リスクは極めて低いと判断されています。ただし、パイプラインの治験失敗が連続するなど極端な収益悪化が生じた場合には見直される可能性がゼロではありません。
Q3:ヤフーファイナンス掲示板でよく見る「タコ足配当」という批判は事実ですか?
A3:会計基準の解釈の違いによる誤解です。IFRS基準では無形資産償却費が計上されるため表面上の当期純利益は低く見えますが、現金の流出入を示す営業キャッシュフローベースでは配当原資を十分に上回る資金を創出しています。