インターネット上で圧倒的な知名度を誇る事故物件公示サイト「大島てる」は、2005年9月にサービスを開始しました。殺人事件、自殺、火災による死亡事故、孤独死などが発生した現場を地図上にプロットし、事案の詳細を無償で一般公開しているプラットフォームです。
このサイトを立ち上げた代表・大島学(おおしま まなぶ)氏の経歴は、もともと東京大学経済学部を卒業後、祖父の代から続く不動産業・家賃収入業を継いだという異色のバックグラウンドを持ちます。自社物件を運営・管理する過程で、「転売や賃貸借の際に過去の死亡事故を隠匿する悪質な不動産業者」に強い問題意識を抱いたことが、サイト創設の最大の引き金となりました。
「事故物件であることを知らずに契約し、後から心理的苦痛を味わう借主を救いたい」という消費者保護の視点が出発点であり、現在では日本全国のみならず海外の一部事案まで網羅する巨大アーカイブへと成長しています。