ふたりの接点として真っ先に挙がるのが、1988年にTBSテレビ系で放送されたテレビドラマ『とんぼ』だ。長渕剛が主演を務め、荒々しくも筋の通った男の生き様を描いたこの作品は、当時の視聴者に強烈なインパクトを与え、社会現象とも言える大ヒットを記録した。
この作品で国生さゆりは、長渕演じる主人公・小川英二を慕う妹分・波留美役を好演。緊張感あふれる現場の中で、主演として作品全体を引っ張る長渕の狂気的なまでの情熱に、彼女が強く惹かれていったのはごく自然な流れだったのかもしれない。現場での厳しい指導と裏腹に見せる圧倒的な優しさが、二人の距離を急速に縮めていく契機となった。