昭和20年生まれの著名人には、日本のエンターテインメント界や文化史に不滅の足跡を刻み、今なお圧倒的な存在感を放つレジェンドが揃っています。
筆頭に挙げられるのが、日本を代表する大女優・吉永小百合さん(1945年3月13日生まれ)です。東京大空襲の直後に生まれた彼女は、10代で日活の看板女優となり、映画『キューポラのある街』や『伊豆の踊子』などで国民的スターへ駆け上がりました。吉永さんは自著や特番インタビューの中で、幼少期に母から聞かされた空襲の記憶や戦後の混乱に触れ、「生かされた命への感謝と、平和への強い願い」を一貫して語り続けています。その凛とした佇まいとストイックな姿勢は、昭和20年生まれの持つ精神性の象徴と言えるでしょう。
そしてもう一人の巨星が、日本のお笑い・バラエティ界の頂点に君臨するタモリさん(本名:森田一義/1945年8月22日生まれ)です。まさに終戦の玉音放送からわずか1週間後に福岡で誕生したタモリさんは、自らの出生を振り返り「自分は戦後そのものと共に歩んできた」とテレビ番組などで語っています。『森田一義アワー 笑っていいとも!』を31年半にわたり毎日生放送で完走した驚異的な適応力と、肩の力を抜いた達観の美学は、戦後のカオスを原体験に持つ世代ならではの柔軟性を物語っています。
さらに視野を広げると、昭和20年生まれには以下のような多彩なトップランナーが存在します。
- 永井豪(1945年9月6日生まれ):『マジンガーZ』『デビルマン』を生み出し、世界のポップカルチャーに革命を起こした漫画界のパイオニア。
- 水前寺清子(1945年10月9日生まれ):『三百六十五歩のマーチ』で高度成長期の日本中に前向きな勇気を届けた演歌界のレジェンド。
- 栗原小巻(1945年3月14日生まれ):気品あふれる演技で映画・舞台を牽引し、国際的な文化交流にも尽力した名女優。
- 宮内洋(1945年6月14日生まれ):『仮面ライダーV3』をはじめ、数々の特撮ヒーローを演じて子どもたちに夢を与えたアクション俳優。