愛犬の吠え声で新生児が難聴に?耳への影響と医学的真相を徹底解説

愛犬の吠え声で新生児が難聴に?耳への影響と医学的真相を徹底解説

愛犬の吠え声で新生児が難聴に?耳への影響と医学的真相を徹底解説とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

音の大きさを測る指標であるデシベル(dB)で見ると、犬の鳴き声のエネルギーの大きさが浮き彫りになります。一般的な環境省や騒音測定のデータを参照すると、犬の鳴き声は以下のような音量レベルに位置しています。

【音の大きさと目安(デシベル比較)】
・静かな住宅街の昼間:約40〜45dB
・通常の日常会話:約60dB
・パチンコ店内・走行中の電車内:約80dB
・中型犬〜大型犬の吠え声(至近距離):約90〜100dB
・電車のガード下・車のクラクション(直近):約100〜110dB

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会などの国際的な安全基準では、85dB以上の騒音環境に長時間さらされ続けることが音響外傷(騒音性難聴)の引き金になると警告されています。100dBを超える音の場合、連続して15分以上聞き続けると聴覚細胞へのダメージが生じやすくなります。

犬の鳴き声は一過性の「単発音(インパルス音)」であることが大半であり、工場のように何時間も100dBが鳴り響くわけではありません。そのため直ちに急性音響外傷を引き起こす確率は低いものの、赤ちゃんの耳は大人よりも外耳道が短いため、高音域の音圧が鼓膜にダイレクトに届きやすい構造をしています。新生児の音響外傷を予防するためにも、愛犬が連続して吠え続けるシチュエーションは意図的に回避する環境づくりが求められます。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。