山本彩の総選挙史において、最大のライバルであり最も深いつながりを持っていたのが「みるきー」こと渡辺美優紀でした。ファンから「さやみるきー」と並び称された2人は、NMB48の1期生オーディション時から劇的な対比を見せていました。
ストイックで真面目、ロックとギターを愛し圧倒的なパフォーマンス力で引っ張る「動のリーダー」山本彩に対し、天性のアイドル性と甘い笑顔でファンを魅了する「静の天才」渡辺美優紀。2人はグループの人気を二分し、選抜総選挙でも激しいデッドヒートを繰り広げました。
しかし、渡辺美優紀は2016年4月にグループからの卒業を発表し、同年8月にグループを去ります。最大のライバルであり、難波の看板を背負い合う唯一無二の戦友を失ったことは、山本彩の心境に計り知れない変化をもたらしました。「さやみるきー」という物語の一角が完結したことで、総選挙という競い合いの場に身を置き続ける動機そのものが、彼女の中で薄れていったことは想像に難くありません。