物語の根底にあるのは、超セレブ学園「英徳学園」における階級社会と、そこに対峙する一般庶民・牧野つくし(井上真央)のバイタリティです。ドラマの人間関係を整理すると、単なる恋愛ドラマの枠組みを超えた緻密なドラマツルギーが浮かび上がります。
学園の頂点に君臨するF4は、赤札と呼ばれる警告状でターゲットを徹底的に排除する絶対権力者として登場しました。しかし、つくしの決して屈しない強さと純粋さに触れることで、道明寺司は人間的な成長を遂げ、花沢類は閉ざしていた心を開いていきます。西門総二郎と美作あきらは、道明寺と類の衝突を絶妙な距離感で調停するバランサーとして機能し、4人の友情は強固なものへ昇華していきました。
つくしを巡る道明寺と類の「究極の三角関係」、そして類を思い続ける藤堂静(佐田真由美)や、つくしの親友・松岡優紀(西原亜希)と西門の切ない恋模様など、重層的なサイドストーリーが視聴者を釘付けにしました。この緻密なキャラクター設計とキャスティングの妙が、視聴率20%超えを連発したメガヒットの原動力となりました。