1990年代後半から2000年代にかけて、日本のポップカルチャーを牽引したSMAPの存在感は圧倒的だった。中でも木村拓哉は、歌手としてだけでなく俳優としても無二の輝きを放ち、国民的アイコンとしての地位を不動のものとした。
特に彼が主演を務めた型破りな検事ドラマ『HERO』は、平均視聴率30%を超えるモンスター番組となり、劇中で着用されたダウンジャケットや独特のセリフ回しが社会現象化。J-POPシーンとドラマ界を同時に席巻するその姿は、男性アイドルの可能性を根底から塗り替えた。偶像としての完成度と、型破りな親しみやすさを同居させた彼のスタイルは、後輩たちにとって今なお仰ぎ見るべき金字塔であり続けている。