かつての西口店愛用者たちの行動パターンを調査すると、店舗消滅によって生じた「日々のタイムロス」に対するストレスが浮き彫りになります。SNS上の投稿や駅利用者への聞き取り調査では、以下のようなリアルな実情が確認されました。
「西口の改札を出て1分でインナーの買い替えができたのがどれだけ奇跡的な動線だったかを思い知った。今や東口の新宿本店に行くには東西自由通路を抜けて人混みをかき分けなければならず、往復で15分以上余計に消費する」「仕事用のワイシャツが急ぎで必要な時、南口のフラッグスまで行くと駅構内の階段移動で疲弊してしまう」といった声が圧倒的です。
西口は都庁や高層ビル街を抱える日本随一のオフィス街であり、そこで働くオフィスワーカーにとって西口店は「休日に服を選ぶ場所」ではなく「生活必需品を即座に補給するインフラ」でした。このインフラ的機能が一時的に喪失したことで、日常の購買動線が大きく崩れてしまったことがユーザーの生々しい嘆きから窺い知れます。