インターネット上では、薪ストーブに関して「薪集めが大変すぎて放置される」「煙のトラブルで近隣と揉める」といった極端な意見が見受けられます。しかし、現場の専門的知見に基づけば、これらにはいくつかの誤解が含まれています。
誤解1:針葉樹(スギ・ヒノキ)は燃やしてはいけない?
「スギやマツなどの針葉樹はストーブを傷める」という言説は、一昔前の鋳物ストーブや未乾燥の薪を使った場合の話です。現代の高性能ストーブ(ネスターマーティンや一部の鋼板製ストーブなど)では、しっかりと含水率20%以下まで乾燥させた薪であれば、針葉樹であっても問題なく燃料として使用できます。ストーブハウス原村店でも、樹種に応じた適切な焚き方のアドバイスが行われています。
誤解2:煙や臭いで住宅街では絶対に使えない?
煙の発生原因の9割以上は「未乾燥の薪の使用」と「初期着火時のドラフト不足(不完全燃焼)」にあります。完全燃焼に導く最新のクリーンバーン構造と、適切な高さ・断熱構造を持つ煙突を正しく施工すれば、通常燃焼時に立ち上る煙はごくわずかな水蒸気と透明な排気ガスになります。近隣環境に配慮した煙突トップの配置設計を行うことで、トラブルの多くは未然に防ぐことが可能です。