砂風呂がもたらす最大の特長は、「温熱作用」と「均等な圧力(静水圧に似た砂圧)」の同時作用にあります。鹿児島大学医学部などの研究報告によると、砂風呂に入浴すると心臓から送り出される血液量が通常の全身浴に比べて約3〜4倍に跳ね上がることが実証されています。
約50℃〜55℃に温められた砂に全身を埋められると、約20〜30kgの砂の重みが全身の静脈を適度に圧迫します。これにより、足先や指先に滞留していた血液が一気に心臓へと押し戻され、末梢血管が拡張して砂風呂の美肌・血行促進効果が劇的に高まります。
また、砂風呂の効果とデトックスの観点では、短時間で皮脂腺からの深層発汗が促される点が注目されます。一般的なサウナでは主に汗腺から水分と塩分が排出されますが、砂圧と蒸気熱が組み合わさる砂風呂では、毛穴に詰まった老廃物や過酸化脂質が効率よく押し流され、入浴後の肌のキメや保湿力の向上が期待できます。