現役末期から引退直後にかけて、彼はYouTubeチャンネルを開設し、自らの言葉で発信を続けた。従来のプロ棋士像を完全に破壊するスタイルは、賛否両論を巻き起こした。しかし、そこには彼なりの表現への情熱が存在していた。
インターネット中継メディアであるABEMAなどの台頭により、将棋は頭脳戦・マインドスポーツとしての側面だけでなく、観る将棋としてのエンタメ性が急速に高まった。橋本が先陣を切って見せた「魅せる覚悟」は、間違いなく新しいファン層を開拓した。彼が開けた風穴は、現代の将棋ブームの地下水脈として今も生きている。