鉄道利用者の間で最も誤解されているのが、落とし物の保管期限に関するルールです。ネット上では「1ヶ月くらい駅で保管してくれる」という不正確な噂が出回っていますが、現実は極めて厳格に運用されています。
公式発表資料および遺失物法の規定に基づき、JR西日本がお預かりしたお忘れ物・落とし物は、持ち主が現れない場合、拾得から原則7日以内に管轄の警察署へ引き渡されます。
駅で回収された物品は、まず各地域の集約拠点(大阪駅お忘れ物センターや京都駅忘れ物預かり所、天王寺・三ノ宮・岡山・広島などの主要拠点)へ集められます。そこで数日間の登録・保管が行われた後、引き取り手がないまま期限を迎えると、各都道府県警察(大阪府警・京都府警・兵庫県警など)へ移送される法的スキームとなっています。
警察署へ移送された後は、警察側で3ヶ月間保管されます。もし紛失から1週間以上が経過している場合は、JR西日本の窓口だけでなく、乗車区間を管轄する警察署の遺失物係や都道府県警察の「落とし物検索Webサイト」を照会することが必須となります。