専門機器が手元になくても、洗髪後やドライヤー直後の髪を観察することで、毛髪の大まかな骨格と現在のコンディションを判定できます。毛髪診断士監修のメソッドに基づいた、自宅で即座に試せる3つの簡易チェック手順を整理しました。
1つ目は、親指の腹を使ったキューティクル凹凸テストです。1本の毛髪の毛先を持ち、根元に向かって指先をゆっくり滑らせます。強い引っ掛かりやザラつきを感じる場合はキューティクルが剥離・損傷しており、スムーズに滑る場合は健康な状態を保っています。もし毛束全体がゴワついていても引っ掛かりが少なければ、それはダメージではなく「太毛・多毛(剛毛)」の特性です。
2つ目は、シャンプー後の自然乾燥状態を見るウェーブ発現チェックです。濡れているときに真っ直ぐで乾くと広がるタイプは「乾燥性うねり毛」、濡れているときからくっきりS字状に波打つタイプは「先天性波状毛(くせ毛)」に分類されます。この2つでは補給すべき栄養素が全く異なります。
3つ目は、1本の髪を両手で軽く引っ張って離す弾力・復元性テストです。ゴムのように伸びて元の長さにスッと戻れば健康毛、伸びきったまま縮れて切れてしまう場合は内部タンパク質(コルテックス)が流出した「猫っ毛化ダメージ毛」、まったく伸びずにブツンと硬く千切れる場合は「過度な熱変性(アイロン焼け)」を起こしています。