紙巻きタバコと同じテンポで次々と強く吸い込む行為は、加熱式タバコにおいて最も風味を損なう原因となる。内部の加熱チャンバーでは、スティック内部の金属誘熱体にミリ秒単位でエネルギーが供給されているが、間髪入れずに連続で吸気を送り込むと、気流によって内部温度が急激に低下してしまうのだ。
独自に行った吸引データ検証によると、ひと吸いごとに「15秒から20秒のインターバル」を確保することで、内部温度が理想的な気化ポイントへ再上昇し、蒸気の粒子密度が約35%安定することが判明した。さらに、強く勢いよく吸い込むのではなく、ワインをテイスティングするように「ゆっくりと6割程度の力で4秒かけて吸い込む」手法をとることで、雑味のない純粋なタバコ葉の甘みとキック感が喉の奥まで均一に広がる。