大学の名称を検索した際、ネガティブな関連検索ワードが並ぶ現象には、明確な情報発信側のバイアスと構造的な理由が存在します。編集部が大手検索プラットフォームやSNSの言説を分析したところ、噂の形成には主に3つの要因が絡み合っている事実が浮き彫りになりました。
第1の要因は、予備校が算出するペーパーテストの難易度指標です。大手予備校の偏差値一覧において、同学は「BF(ボーダーフリー)〜37.5」付近にプロットされるケースが散見されます。この指標だけを機械的に切り取ったまとめサイトやSNSユーザーが「誰でも入れるFラン大学」とレッテルを貼り、実態を知らない中高生の間で拡散されているのが典型的な構図です。
第2の要因は、キャンパスのロケーションに対する都市部在住者の偏見です。琵琶湖と比良山地に挟まれた大自然に囲まれた立地は、野外活動や集中したトレーニング環境としては国内屈指である反面、都市型キャンパスの娯楽を求める学生からは「周囲に何もない」「孤島のような環境で生活がやばい」と誇張して語られがちです。
第3の要因は、大学の設置形態と名称のインパクトです。伝統的な総合大学とは異なり、スポーツ学部のみを擁する単科大学であるため、一般の文系・理系就職を目指す一般的な受験生層からは「特殊な体育専門校」と見なされ、未知ゆえの警戒感がネット上の根拠なき揶揄へと変換されている側面は否めません。