柔道界のレジェンド古賀稔彦氏が痩せたと話題になった決定的な理由は、水面下で進行していた腎臓がん(腎がん)との壮絶な闘病にありました。2020年3月、定期的な健康診断や体調の異変をきっかけに精密検査を受けたところ進行がんが発見され、川崎市内の大学病院で片方の腎臓を全摘出する大手術を受けました。
術後、がん性悪液質(カヘキシア)や抗がん剤等の治療に伴う代謝異常、さらに過酷な食事制限や体力低下が重なり、現役時代に鍛え上げられた筋肉量は急激に減少。首回りの太さや頬のふくらみが失われ、着用していたスーツの肩幅が明らかに余るほど体格が激変しました。
生前の激変ぶりに驚きと心配の声が広がった背景には、本人が重病の事実を世間に伏せていた点があります。2020年夏から秋にかけてオンラインイベントや柔道関連のメディア取材に応じた際、視聴者からは「古賀先生の顔色が優れない」「急激に痩せているのではないか」といった声が相次ぎました。しかし古賀氏は、新型コロナ禍で苦しむ子どもたちやオリンピックを目指す教え子たちに動揺を与えないよう、自らの体調異変について一切公表することなく、笑顔でカメラの前に立ち続けました。これが、ネット上で心配が急速に拡大した真相です。