口腔内の粘膜は血流が極めて豊富で、唾液に含まれる成長因子や抗菌ペプチドの働きにより、全身の皮膚の中でもトップクラスの治癒スピードを誇ります。軽度から中等度の口腔内火傷が治るまでの期間は通常3日〜1週間程度であり、適切な処置を行っていれば日ごとに痛みが和らいでいきます。
しかし、以下のような異常がみられる場合は、自然治癒を待たずに医療機関での処置が必要です。
- 受傷から1週間以上経過しても激しい痛みが全く引かない
- 水ぶくれが破れて大きくえぐれ、出血や強い腫れが続いている
- 患部から膿(うみ)が出て、悪臭や高熱を伴っている
- 飲食が喉を通らず、水分補給すら困難な状態に陥っている
受診する際の診療科については、「耳鼻咽喉科」または「歯科口腔外科」が専門領域となります。近隣に専門クリニックがない場合は、一般歯科でも初期診断と適切な処方薬(ステロイド軟膏や鎮痛剤、抗生剤など)の手配が可能です。