Google検索やSNSで大学名を検索すると、「大阪成蹊大学 やばい」「Fラン」といったサジェストワードが表示され、不安を感じる受験生もいます。取材班がこうした検索動向と掲示板等の言及背景を調査したところ、3つの構造的な要因が浮かび上がってきました。
第一に、歴史的な経緯に伴う先入観です。大阪成蹊大学はかつて女子短期大学としてのイメージが強く、共学化および4年制大学への改組初期において一部の学部が低偏差値帯に位置付けられていた時期がありました。この頃の古い書き込みがネットアーカイブやまとめサイトに残り続けていることが要因の一つです。
第二に、急速な学部新設に対するネット特有の批判的反応です。近年、データサイエンス学部や国際観光学部(現・国際学部改組等)など、時流に合わせた学部を次々と開設したことに対し、「定員確保のための拡大路線ではないか」という穿った見方が掲示板上で囁かれた背景があります。
しかし、文部科学省の認可要件や最新の志願動向を確認すると、定員割れを起こして経営難に陥っているわけではありません。むしろ相川駅・上新庄駅至近の都市型キャンパスに積極投資を行い、実務家教員の招聘を進めるなど、旧来の中堅校から実学重視の総合大学へと明確な脱皮を図っています。