今大会における最大のトピックは、国際サッカー連盟(FIFA)が断行したFIFAワールドカップ出場枠拡大です。1998年フランス大会以来、長らく親しまれてきた「32カ国制」に終止符が打たれ、参加国数は一挙に1.5倍の48カ国へと跳ね上がりました。
これに伴い、グループステージは「4カ国×12グループ」で構成され、各組上位2チーム(計24カ国)に加え、各組3位のうち成績上位8チームが新設される「ラウンド32(決勝トーナメント1回戦)」へと駒を進めます。優勝までに必要な試合数は従来の7試合から8試合へと増加し、大会期間も2026年6月11日の開幕戦(メキシコシティ・エスタディオ・アステカ)から7月19日の決勝戦(ニューヨーク・ニュージャージー/メットライフ・スタジアム)まで、計39日間に及ぶFIFAワールドカップ2026日程が確定しています。
総試合数が従来の64試合から一気に104試合へと膨れ上がった事実は、ファンの観戦体験を豊かにする一方で、チームにとっては過密日程と戦力マネジメントの過酷さを意味します。単純な勢いだけで勝ち上がれる短期決戦から、スカッド全体の総合力とターンオーバー運用が勝敗を直撃する消耗戦へと、競技の性質そのものがシフトしたと言えます。