テレビ番組の決め台詞として定着した「トゥゲザーしようぜ」ですが、その言葉の根底には「一緒に人生を楽しもう」「壁を作らず手を取り合おう」という極めて前向きな哲学が込められています。単なる「Together=一緒に」の直訳ではなく、相手をポジティブな空間へ力強く巻き込む招待状のような役割を果たしてきました。
この表現が生まれた背景には、ルー大柴氏が若かりし頃に経験した欧米でのヒッチハイク生活と、劇団青年座や勝新太郎主宰の「勝アカデミー」で培った泥臭い舞台経験があります。当時のインタビューや手記において、本人は次のように振り返っています。
「英語が完璧に通じなくても、『Let's together!』というパッションとボディランゲージがあれば、異国の見知らぬ人とも一瞬でハートが通じ合えた。あのときの熱い皮膚感覚が、芸人としての自分の原点になっている」
テレビ番組『笑っていいとも!』や『浅草橋ヤング洋品店』などでハイテンションに放たれたこのフレーズは、バブル崩壊前後の日本社会に圧倒的なエネルギーと解放感を与え、瞬く間に全国区の流行語へと駆け上がりました。