手作りの醍醐味である梅仕事ですが、用途ごとにベストな仕込み時期が存在します。
【梅酒・梅シロップ:5月下旬〜6月中旬】
すっきりとした風味と澄んだ琥珀色を目指すなら、みずみずしい青梅を確保しましょう。梅シロップは青梅で作ると爽快感のあるシャープな味わいに、少し黄色みがかった半熟梅で作るとまろやかで香り高い仕上がりになります。氷砂糖と梅を交互にビンへ詰め、冷暗所で毎日揺すりながらエキスを抽出するのが基本の作り方です。
【梅干し:6月中旬〜7月上旬】
とろけるような柔らかい梅干しを作るなら、南高梅などの完熟梅が出回る6月中旬以降が本番です。黄色く熟して赤みがさし、芳醇な香りが漂う梅を選びます。塩分濃度はカビを防ぎつつ美味しく仕上げるため、初心者は15〜18%程度から始めるのが無難です。梅雨明けの強い日差しで3日ほど土用干しを行うことで、旨味が凝縮された極上の梅干しが完成します。