梅沢富美男が座頭を務める梅沢劇団の公演は、大衆演劇の伝統を受け継ぎながら、時代に合わせたエンターテインメントへと進化を続けています。公演は基本的に、笑いあり涙ありの人情芝居を魅せる第一部と、華麗な衣装とダイナミックな演出で魅了する第二部の舞踊ショーで構成されます。
劇団の礎を築き、長年座長として富美男を支え続けた兄・武生が旅立った後も、その舞台精神は脈々と息づいています。武生が遺した「お客様をとにかく喜ばせる」という徹底したサービス精神を受け継ぎ、舞台美術、照明、選曲に至るまで一切の妥協を排したステージが繰り広げられます。
現代の劇場公演情報を見ても、明治座や御園座、新歌舞伎座といった大劇場での座長公演から全国ツアーまで精力的に展開されており、客席には昭和のブームを知る往年のファンから、テレビでファンになった若い世代まで幅広い観客が詰めかけています。