スカルプネイルの美しい状態を維持し、爪トラブルを回避するためには、サロンを退店した後の日常行動が決定的な差を生みます。
スカルプネイルの持ち期間と周期は、理論上は1ヶ月以上維持できるケースもありますが、安全管理上のデッドラインは「3週間から4週間」です。爪は1日に約0.1ミリ伸びるため、4週間放置すると爪の重心(ハイポイント)が前方に移動します。重心がずれた状態で日常生活を送ると、指先に物が触れるたびに根元へ強い負荷がかかり、自爪を巻き込んで真ん中から折れる大事故に直結します。
また、ネット通販等で安価な材料が手に入ることからスカルプネイルのセルフやり方に挑戦する初心者が後を絶ちません。しかし、プロのネイリストは揮発性の高いメタクリル酸エステル系のアクリルリキッド(モノマー)を扱う際、換気や皮膚付着への厳重な注意を払っています。セルフ施術はアレルギー発症のリスクが極めて高い上、両手で均一な厚みとピンチングを再現するのは至難の業です。
さらに危険なのがスカルプネイルのオフのやり方をセルフで行う行為です。アクリル素材はジェル以上に硬質であり、アセトンで十分に軟化させるには時間を要します。「端が浮いてきたから」と爪先で力任せにバリバリと剥がすと、自爪の表面層(背爪)が一緒に持っていかれ、爪は一瞬でペラペラの紙のような状態になってしまいます。オフだけでもプロのサロンに任せること、これが自爪の寿命を延ばす鉄則です。