5歳の平均身長は?男女・月齢別の基準値と伸び悩む理由を徹底検証について重要なポイントを解説いたします。詳細な分析をご確認ください。
子どもの体格を把握するうえで最も確かな拠り所となるのが、公的な統計調査です。文部科学省学校保健統計最新データおよび厚生労働省の乳幼児身体発育調査の追跡値から、幼稚園児・保育所児に該当する5歳児の標準数値をまとめました。5歳は1年間のうちに急速に手足が伸び、骨格がしっかりしてくる時期です。
5歳0ヶ月から小学校入学直前の5歳11ヶ月に至るまで、子どもの身体はおよそ6〜7cm程度伸長します。月齢ごとに標準偏差(SD)が設定されており、平均値からプラスマイナス1SDの範囲に全体の約68%、プラスマイナス2SDの範囲に約95%の子どもが収まります。したがって、多少平均を下回っていたとしても、その枠組みのなかにあれば医学的には十分に「標準域内」とみなされます。
項目・区分詳細・数値データ一般的な基準・相場(標準域)編集部の見解・評価5歳平均身長男の子(5歳0ヶ月)110.3 cm102.1 cm 〜 118.5 cm(-2SD〜+2SD)102cm台であっても標準域の下限にとどまっており、直ちに異常とは言えない。5歳平均身長女の子(5歳0ヶ月)109.4 cm101.3 cm 〜 117.5 cm(-2SD〜+2SD)男児と比べて約1cm前後の差。体脂肪率や筋力の発達に個体差が出始める。5歳6ヶ月平均身長(中間値)男児:約113.2 cm
女児:約112.3 cm男児:104.8 〜 121.6 cm
女児:103.9 〜 120.7 cm半年間で約3cm伸びているかが順調な成長ペースを測るひとつの目安となる。5歳児平均体重(年間推移)男児:約18.6 kg 〜 20.5 kg
女児:約18.1 kg 〜 20.1 kg約15.0 kg 〜 25.0 kg(月齢に応じる)運動量の増加に伴い締まった体つきになる傾向。急激な減少がないか注意。幼稚園児体格標準値に基づく肥満度判定カウプ指数:15.0 〜 17.513未満(やせすぎ)〜 20以上(肥満傾向)身長と体重のバランスを見る指標。極端なやせは骨の成長障害に直結する。
身長の推移とあわせて注視したいのが、骨と筋肉のバランスを示す指標です。幼児期の発育バランスを評価する際は、成人で用いられるBMIに代わりカウプ指数計算方法が広く用いられます。計算式は「体重(g) ÷ [身長(cm) × 身長(cm)] × 10」で算出され、5歳児では15.0から17.5の間が正常範囲の基準です。身長が伸びていてもカウプ指数が13未満などの極端な低体重状態にある場合、骨の形成に必要な栄養供給が不足しているリスクが考えられます。