屋敷内に足を踏み入れた参加者が最初に直面するのは、一見何の変哲もない和室です。しかし、案内役の忍者が合図を出すと、壁の一部が音もなく回転して秘密の通路が現れたり、掛け軸の裏や床下に隠された刀の保管場所が露わになったりします。参加者自らが壁に触れ、隠されたからくりを探し出すプロセスには、脱出ゲームに似た知的好奇心を刺激する快感があります。
なかでも高い人気を誇るのが、手裏剣道場 新宿忍者からくり屋敷で行われる本格的な投擲体験です。ゴム製やプラスチック製の安全な手裏剣だけでなく、適度な重量感を持つ本格的な手裏剣を使用し、的を射抜く感覚を直接味わえます。キャストが指の添え方や手首のスナップ、呼吸法まで丁寧に手ほどきするため、初心者でも小気味よい音を立てて的に命中させることが可能です。
さらに、模擬刀を用いた居合や抜刀の構えを学ぶ体験も用意されており、映画やアニメで親しんだ殺陣の世界を自らの身体でトレースできます。忍者からくり屋敷の所要時間は約35分〜45分と非常にコンパクトに凝縮されていますが、手持ち無沙汰になる時間は1秒もありません。写真撮影タイムも潤沢に確保されており、刀を構えたポーズや仕掛け扉からのぞく姿を自分のスマートフォンで自由に記録できる配慮も徹底されています。