政府による旧統一教会(世界平和統一家庭連合)への解散命令請求は、泥沼の法廷闘争へと突入している。この司法の長期戦は、芸能界のキャスティング現場に決定的な影を落とした。かつて関連団体のイベントで司会を務めたり、広告塔としてパンフレットに登場したりしたタレントたちの多くは、地上波のキー局から事実上、姿を消したままだ。
彼らはどこへ行ったのか。一部は地方のドサ回りや、監視の目が比較的緩いインターネット番組へと活動の場を移した。しかし、そこでもスポンサー企業の「コンプライアンスの壁」が立ちはだかる。ある中堅お笑い芸人は、YouTubeチャンネルの立ち上げを試みたものの、企業案件のオファーが一切来ず、資金難に陥っているという。一度失った社会的信用を取り戻すことの難しさを、2026年の現実が残酷に物語っている。