変化球の種類を整理する際、しばしば混同されるのが「スクリュー」と「ツーシーム」です。これらの違いを明確に把握しておくと、自らの投球フォームや腕の角度(アームアングル)に最適な球種を選択できます。
シンカーとスクリューの違い:
歴史的には「右投手が投げる沈む球=シンカー」「左投手が投げる沈む球=スクリュー」と区別されるケースが多く見られました。しかしバイオメカニクス的な観点では、「腕の振り」と「回転の掛け方」に違いがあります。シンカーは腕の振りの遠心力と自然な回内を使って横から下へ落とすのに対し、スクリューは手首を内側から外側へ強くひねり、ドロップ回転を強く与えて垂直に近い角度で落とす球種を指すのが一般的です。
ツーシームとシンカーの違い:
ツーシームは基本的に「ストレートの派生」であり、球速はフォーシームとほぼ同等です。変化量よりも球速と手元の小さな変化(芯を外すこと)を目的にしています。一方のシンカーは球速を意図的に落とし、より大きな落差や横へのスライドを伴う本格的な変化球として機能します。