今回の開催で特に評価が高いのは、全国各地の小規模農家や伝統的な製法を守る生産者たちの特設エリアだ。普段は大手流通ルートに乗らないような、生産量が極めて少ない「幻の逸品」がスポットライトを浴びている。中間マージンを排除した直接取引は、生産者にとっては適正な利益をもたらし、消費者にとっては本物に出会う機会となる。
過疎化が進む地方の農村にとって、こうした大規模なプラットフォームへの出展は、一発逆転のチャンスを秘めている。実際に、ここで注目を集めたことをきっかけに、海外からの問い合わせが急増した地方ブランドも少なくない。都市と地方の経済格差を埋める有効な手立てとして、イベントの役割は重みを増している。