テクノロジーが進化する一方で、現場では人間が介在することによるアナログなトラブルも依然として頻発しています。大手ネット掲示板やSNS、知恵袋に寄せられる相談の中で圧倒的多数を占めるのが、「番号が合っているのに開かない」という事例です。
マンションの宅配ボックスの暗証番号が開かないトラブルの背景について、現役の宅配ドライバーは次のように現場の実情を明かします。
「1日に150〜200個の荷物を配達する中で、機械式ダイヤルの番号を不在票に手書きする際、数字の『7』と『1』、『0』と『6』の見間違いが起きやすい。また、設定ツマミを回しきらないままロックしてしまい、意図しない番号で施錠されてしまうヒューマンエラーがどうしても発生してしまう」(都内配送担当ドライバーの手記より)
さらに深刻なのが、宅配ボックスをめぐるトラブルと盗難対策の不備です。機械式ボックスにおいて、前の利用者が設定した番号がそのまま残っていたり、不在票が集合ポストから抜き取られて不正解錠される事案が報告されています。
こうしたトラブルを防ぐため、管理組合や物件オーナーには、エントランスおよび宅配ボックス正面への防犯カメラ死角ゼロ設置や、暗証番号が自動生成されて受取人のスマートフォンにのみ通知されるデジタル集中管理方式への移行が強く推奨されています。