現在の熊本市街地は、数年前とは明らかに熱量が異なる。特に夜の繁華街・下通周辺は、英語や中国語が飛び交うグローバルな街へと変貌を遂げた。その中心に位置する店舗には、夜な夜な多様な国籍の客が吸い込まれていく。
かつては飲んだ後の「シメの一杯」として地元民に愛されていた場所が、今や世界中から集まる人々にとっての「日本食体験の聖地」となっているのだ。深夜でも客足が途絶えない背景には、24時間体制で稼働する半導体関連企業の影響も少なからずある。交代勤務を終えた深夜労働者たちにとって、いつでもブレないクオリティの温かいラーメンが食べられる場所は極めて貴重な存在なのだ。